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島の祭りと復興への第一歩

2011-09-16

 すっかり塩釜は秋の風になりました。

 浦戸ではささやかながら夏の花火大会に引き続き秋の祭りがとりおこなわれました。

 震災後半年が経ちましたが未だ浦戸を心配してくださる全国の皆様からのお電話があとをたちません 現在2本の電話を使って対応させていただいていますが、なかなか繋がらないというお叱りの言葉もいただき人手不足を感じております。しかし皆様からの励ましの言葉に胸がつまり、涙で話せなくなるときもあり感謝でいっぱいな事務局一同です。

 HPでは告知させていただいておりますが、今月中には今現在での集計が発表できるというめどがたちました。なんと14000人の方にご支援いただき、その数字には驚くばかりです。

それはそれは対応にも追われるわけですね。

 皆様からのご意見で圧倒的に多いのが
『最近TVで報道してくれないので、復興の状況を知りたい』
『みなさんはお元気ですか?』
『瓦礫はどうなっていますか?』
『生活には不自由はないですか?』
などなど・・・・

 事務局としましてはこれではいけないと緊急でご報告の形を考え、まずはムービーでお伝えしたらどうか? という意見になり急いで先日9/4日の島の様子をとりまとめ作ってみました。

 この画像はボランティアで参加している゛うらと東京応援団゛のMIFUYUさん、AKANEちゃん、サクさん、こーたろーさん、MIKAさんが事務所の内装で行ったときに島へ来訪時の写真をしていただき完成しました。

小さな一歩づつですが前に進んでいきたいと思います。

 すべての写真は9/4現在のもので瓦礫の様子などもご覧いただきながら作業をする生産者の笑顔(新しい網を見ながら嬉しそうです!)島の男たちが無言で担ぐ姿も合わせてお伝え出来たらと思います

 昨日お電話があり、手作りのお地蔵様を持って島を訪問したいという女性の方が 『何かお手伝いをすることはありませんか?私たちはもう後期高齢者ですが、何かお話相手でも出来ることはあるのでは?』とおっしゃって下さいました。
 以前30体ほどとってもかわいいお地蔵様をいただきました 今回は浦戸全島にと50体もお仲間で作ってくださったそうです。 29日に島へお越しいただけるというので楽しみにしています

ここで島へお越しのみなさまにお越しいただくにあたっての注意点を!

 現在島には飲食を提供するお店はありません。 民宿は2軒再開しておりますがお泊りの方以外のお食事には対応できないとのことですのでご了承ください。

 お昼のご用意はマリンゲートでおにぎりのセットなどがありますので塩釜マリンゲートで購入してから島へ渡ることをお勧めします。 飲み物は桂島ですと市営汽船乗り場付近に自動販売機があり、稼動していますがそこ以外では手にいれることは出来ません。野々島・寒風沢・朴島には稼働中の自販機はありませんのでくれぐれも塩釜での飲み物購入はお忘れなく!

 1日も早く島に人々の笑顔と自然が戻りますよう浦戸は頑張っていきます。 たくさんの応援のお気持ちに満足にお答えできず心苦しいかぎりですが今後とも浦戸をそして東北を応援してください!よろしくお願いいたします

うらと海の子再生プロジェクト事務局