プロジェクトについて
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、壊滅的な被害を受けた浦戸の島々。
うらと海の子再生プロジェクトは、島の再起のために、他からの援助をただ待つばかりではなく、漁業者自らの手で操業再開の糸口を掴み、自らの足で歩んで行くための自助努力の一環として立ち上げたプロジェクトです。
▶▶ 設立目的
何十年という長い年月を掛けて揃え、代々うけつがれてきた漁業資材・設備等を東日本大震災で失った島の漁業者に、一人でも多く漁業再開の道を歩んでもらうことを目的として設立しました。
▶▶ 概要
平成23年4月11日 「うらと海の子再生プロジェクト」立ち上げ
平成23年7月11日 『一般社団法人うらと海の子再生プロジェクト』設立
東日本大震災により、松島湾に浮かぶ小さな島々、塩竈市の浦戸諸島も甚大な被害を受けました。中でも漁業を生業としている私たち漁師は、その生活の糧である牡蠣・海苔・ワカメなどの養殖施設の殆どを津波で流され、その再建の目処も立たぬまま、二週間三週間と先が見えずにいました。先ずは家族親族友人たちの安否確認から、生きるのに必要な水・食べ物・燃料・衣類などを壊れた家屋から持ち寄り、皆で協力してこの災難を乗り越えて行きました。
そして震災からちょうど一月後の4月11日、行政や支援団体からの援助をただ待っているだけでは前に進めないとの思いから、私たち漁師自ら「うらと海の子再生プロジェクト」を立ち上げました。
▶▶ 活動内容
当プロジェクトでは「一口支援オーナー制度」を設け、全国の皆様へ一口1万円で支援金を募り(2011年6月30日募集終了)、その支援金の50%を漁業資材・設備の購入や修繕として充当、あとの50%を生産者・漁業者の直接的な収入となるよう地元の海苔や牡蠣などの海産物を仕入れ、その海産物をご支援下さった皆様へ復興の証として、そしてご支援頂いたことへの御礼としてお届けする活動を行っています。
▶▶ 支援金使途報告
お陰様で合計186,063,104円にも上る支援金、そしてお見舞金107,000円、という本当に多くのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 頂いた大切な支援金は次のように使わせて頂きました。
この度は、全国の皆様より塩竈・浦戸の漁業再生のために多くの御支援を賜り、お陰様をもちまして、私たちは漁業再生に向け着実に前へ一歩踏み始めることが出来ました。これもひとえに全国の皆様からの御支援の賜物と、生産者、組合、そしてプロジェクト職員一同大変感謝しております。ありがとうございます。
うらと海の子再生プロジェクト事務局